ケイティ・マーサル
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アップル社のiPhoneの発売は、同社の主力事業であるiPodとMacのビジネスを刺激する第2のハロー効果のきっかけとなるだろう、とUBSインベストメント・リサーチのアナリスト、ベン・ライツェス氏は語る。
「投資家は、Appleが『Halo 2』と呼ぶ新たな『乗数効果』を生み出しつつあることに注目すべきだと考えています」とライツェス氏は述べた。「iPhoneの発売に向けた盛り上がりと、その継続的な盛り上がりは、アクセサリーの売上を押し上げ、小売店の来店客数を増やし、iPod、そして特にMacの売上を牽引していると考えています。」
同氏はさらに、iPhoneの売上が低迷する可能性があるという懸念は「誇張されている」と付け加え、アップルは新型携帯電話をAT&Tが最初の30時間以内にアクティベートするよりもはるかに早く販売できたこと、欧州でのiPhone発売の詳細とアップルが最近アップデートしたMacBookが年末までの同社の成長を後押しするだろうと指摘した。
ライツェス氏はまた、今後の製品リリースがAppleにとって有利に働き、予想を上回る成果を上げるためのワイルドカードになると強調した。10月にリリースされるMac OS X Leopardは明確な要因となるだろうとライツェス氏は述べた。しかし、現在の予想を上回る売上を牽引したのは、現在公表されている製品ではなく、夏の間にリリースされた未知のデバイスである可能性もある。
「iMacの再設計については特に期待しています」と彼は書いている。「さらに、Appleが何らかの『超ポータブルPC』、あるいはメディア再生、基本的なワイヤレスコンピューティングのニーズ、さらにはある種のゲーム機能の間のギャップを埋めるようなデバイスを開発している可能性も引き続き考えています。」
同アナリストはまた、Appleの主力製品であるiPodのラインアップに大幅な変更を加えることで、同社の成長を後押しできると予測した。大型タッチスクリーンを搭載したビデオiPodや、ストレージ容量を増強したiPod nanoの登場は有力視されている。iPhoneの追加モデルやiTunesでの映画レンタルサービスは予想されていないものの、近い将来に実現すればAppleの利益を押し上げる可能性があると指摘されている。
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