アップルは、新しい省電力モバイルチップの開発の一環として、AMDの上級エンジニアを採用した。

アップルは、新しい省電力モバイルチップの開発の一環として、AMDの上級エンジニアを採用した。

AppleInsiderスタッフのプロフィール写真AppleInsiderスタッフ

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元 AMD チップ設計者で、チップメーカーの Trinity Accelerated Processing Unit (APU) への貢献で知られる John Bruno 氏は、LinkedIn プロフィールを更新し、自身を「Apple のシステム設計者」と記載している。

ブルーノ氏の新しい役職は正式には発表されていないが、水曜日にセミアキュレートが最初に発見したプロファイルの変更は、iDevice 製品ラインで使用するための高性能で省電力のモバイル プロセッサを設計するという Apple の継続的な取り組みを反映しているものと考えられる。

ブルーノ氏がAMDの第二世代APUプロジェクト「Trinity」を率いていたことはよく知られており、Appleでも同様の役職に就くのではないかと推測されています。ちなみに、Appleは2010年にApple TVにオリジナルのAMD Fusion APUを採用すると噂されていましたが、最終製品では独自のARMベースのA4プロセッサが採用されました。

ブルーノ氏は元々ATIの社員でしたが、2006年に同社がグラフィックカードメーカーを買収した際にAMDに入社しました。昨年行われた大規模な人員削減で、他の上級SoCエンジニアも退職し、最終的に解雇されました。解雇以来、ブルーノ氏は「レーダーから外れ」、水曜日の報道まで大手テクノロジー企業に所属しているとは報じられていませんでした。

Appleは長らく、ノートパソコンを含むポータブル製品ライン全体をARMプラットフォームに移行することを検討していると噂されてきたが、Appleの経営陣はこの見通しについて沈黙を守っている。このテクノロジー界の巨人は2011年にARMベースのMacBook Airをテストしていると報じられたが、未だに実現には至っていない。AppleのCEO、ティム・クック氏は2月に、ARMベースの薄型軽量デバイスは同社の「ポストPC」戦略には含まれておらず、このニッチ市場はまもなくiPadによって埋められるだろうと述べた。