ノキアは、米国とEUではアップルが「なくてはならないもの」だと認めている

ノキアは、米国とEUではアップルが「なくてはならないもの」だと認めている

ジョシュ・オンのプロフィール写真ジョシュ・オン

· 1分で読めます

ノキア・フランスのマネージャーは、App Store が Apple が米国と欧州で「必須」の地位を獲得するのに貢献したと認めた。

MIPCOMで講演したノキア・フランスのセドリック・トーマス氏は、「米国とEUではAppleが必須」というスライドを示し、ノキアがアジア市場と欧州の鍵を握っていると指摘したと、Mobile Entertainmentは報じている。「App Storesへの対応」と題されたこのスライドでは、Androidが米国市場をリードし、EUでも成長していること、そしてBlackBerryが米国で強いことも指摘されている。

ノキアのフランスにおけるOviプロジェクトを率いるトーマス氏は、Oviストアのダウンロード数が1日あたり250万件に達したことも発表した。ちなみに、アナリストのジーン・マンスター氏は6月に、App Storeの1日あたりダウンロード数が1660万件を超えたと推定している。App Storeでは25万本以上のアプリが提供されている。

ノキアの経営陣は先月、CEO、会長、そしてスマートフォン事業責任者が1週間以内に相次いで辞任を発表し、刷新された。発表後、アナリストらは、ノキアのモバイル市場シェアがAppleのiPhoneなどのスマートフォンに引き続き奪われていることが、辞任の一因ではないかと指摘した。

アップルとノキアの関係が最近緊張していることを考えると、トーマス氏の発言は驚くほど率直だと一部の専門家は感じた。両社は2009年10月にノキアが最初の訴訟を起こして以来、携帯端末の特許侵害をめぐって繰り返し訴訟と反訴を繰り返してきた。