ウォルマートとアップルが友好関係について語る

ウォルマートとアップルが友好関係について語る

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アップルコンピュータとウォルマートは、小売り大手がiTunesの映画ダウンロードから利益を得ることができるような提携について協議中であるとバラエティ誌が伝えている。

報道によれば、契約はデジタルダウンロード「クーポン」の形をとる可能性があり、消費者はiTunesで映画、テレビ番組、音楽を購入でき、Appleはウォルマートに収益の一定割合を支払うことになるという。

アップルの最高経営責任者スティーブ・ジョブズ氏は、「デジタル映画事業への参入を強く望んでいる」ウォルマートのCEO、H・リー・スコット氏に個人的に接触したと言われている。

アップルの新しいiTunes映画サービスは、小売大手にとって不満の種となっている。主な理由は、ジョブズ氏が映画スタジオに対し、iTunesを通じて新作映画のライセンスをウォルマートに請求する卸売価格より約3ドル安い価格で取得することを義務付けているためだ。これまでのところ、このような条件に同意したのはウォルト・ディズニーだけだ。

「スタジオ関係者によると、他の大手映画会社はディズニーとアップルの提携に非常に近づいているが、DVD販売の半分が行われる重要な第4四半期末まで延期している」とバラエティ誌は伝えた。

米国におけるDVD販売の約40%を占めるウォルマートは、ジョブズ氏のiTunesの条件に同意することで、店舗でのDVD価格が値下げされる可能性があるとして、映画会社に以前警告していた。

報告書は、ウォルマートの要求が「今年初め、ディズニーに加わってiTunesに映画を供給するというフォックス、ユニバーサル、ライオンズゲートの提携計画を打ち砕くのに十分だった」と指摘している。

フォックスはアップルと口頭で合意し、他に2社が加わることを条件としていたと伝えられている。一方、ユニバーサルが最初に契約から撤退し、ディズニー以外のスタジオもそれに続いたと報じられている。