ロジャー・フィンガス
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Appleの米国データセンターの内部。
最初のデータセンターに関するプライバシーの懸念はさておき、Appleは2年後に稼働予定の2つ目の中国データセンターの基盤を整えていると報じられている。
ロイター通信は中国の国営新華社通信の報道を引用し、新施設は内モンゴル自治区ウランチャブ市に建設予定であると報じた。この施設は、同国におけるiCloudサービスをサポートする予定だ。
Appleは昨年、貴州省の地元企業である貴州雲大データ産業の支援を受けて、中国初のデータセンターを貴州省に開設した。iPhoneメーカーであるAppleは、このデータセンターを主に、外国企業に対し、機密データを中国国内のサーバーに保存し、国外への配信前にセキュリティ審査に合格することを義務付ける新たなサイバーセキュリティ法の遵守を目的として開設した。
Appleは自社のサーバーにバックドアは存在しないと主張しているが、批評家たちは、仮にそれが事実だと仮定しても、Appleは依然として一部の管理権を譲渡しており、警察は貴州省の施設を自由に捜索できると指摘している。中国政府は、インターネットに対する厳格な検閲と、政治的反体制派への嫌がらせや投獄で知られている。
12月、マルコ・ルビオ上院議員は、AppleのCEOティム・クック氏が中国市場へのアクセスを得るために、言論の自由やその他の人権といった自社の基準に違反したと非難した。前四半期だけでも、グレーターチャイナ地域は180億ドル近くの収益を上げ、Appleにとって南北アメリカとヨーロッパに次いで3番目に収益性の高い地域となった。
ルビオ氏は共和党員だが、アップルは民主党のパトリック・リーヒ上院議員からも非難されている。