RBCは、予想を上回るiPhone 6の需要を理由に、アップルの目標株価を123ドルに引き上げた。

RBCは、予想を上回るiPhone 6の需要を理由に、アップルの目標株価を123ドルに引き上げた。

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

· 1分で読めます

RBCキャピタル・マーケッツは金曜日、年末商戦のiPhone販売台数の発表をはじめ、近い将来同社にとって複数の好材料が生まれると予想し、投資家に対しアップル株を長期保有するよう助言した。

Appleの2014年12月期四半期決算発表が迫る中、アナリストのアミット・ダリヤナニ氏は金曜日に投資家向けメモを発表し、AppleInsiderに提供されたそのコピーの中で、AAPLの目標株価を120ドルから123ドルに引き上げた。特に、同社の主力製品であるiPhone 6とiPhone 6 Plusに大きな期待を寄せている。

ダリヤナニ氏は、アップルが12月四半期に最新機種の需要を予想以上に上回ったと考えている。同氏は、年末商戦期のiPhone出荷台数を6,700万台から6,800万台と買い手側の予想を推定した。これはRBC自身の6,400万台という予測を大幅に上回る数字となる。

アナリストは、今四半期に販売されるiPhoneの大部分(80%以上)が新型iPhone 6とiPhone 6 Plusになると予測している。また、ストレージオプションの増加とiPhone 6 Plusの100ドルのプレミアム価格により、平均販売価格は700ドル前後になると予想している。

ダリヤナニ氏は、3月期の見通しについて、バイサイドの投資家はAppleが現在の四半期で4,700万台から5,000万台のiPhoneを出荷すると予想していると述べた。RBC独自の推計では、3月期の出荷台数は5,000万台となっている。

RBCの新たな目標株価123ドルは、Apple Payの成長やApple Watchの発売間近といった将来の触媒要因も反映している。ダリヤナニ氏はまた、Appleが毎年恒例の資本再配分を行っており、これは3月か4月に実施される可能性が高いと指摘した。

RBCは、AAPL株の「上昇シナリオ」についても投資家に助言しており、株価は135ドルまで上昇すると予想している。アップル株は金曜日に106.82ドルで寄り付き、今週は大手日本の銀行による投資判断の引き下げを受けて下落した。