ジョブズの心臓発作の虚偽の話は10代の若者から始まった

ジョブズの心臓発作の虚偽の話は10代の若者から始まった

プリンス・マクリーンのプロフィール写真プリンス・マクリーン

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実際には起こらなかったスティーブ・ジョブズの心臓発作に関する虚偽の報告は、動機のはっきりしない18歳の若者によって発信された。

ブルームバーグの報告書によれば、この少年の不正な報告書はCNNのiReportウェブサイトで公開され、その後すぐにシリコンアレイインサイダーのブロガーで、2003年に証券取引委員会から民事証券詐欺の罪で告発された元メリルリンチのアナリスト、ヘンリー・ブロジェットによって業界ウォッチャーに配信されたという。

虚偽の報道とその後のシンジケーションにより、Appleの株価は急落し、時価総額は1時間で48億ドル減少しました。その後、記事が撤回されたことで株価は若干持ち直しました。SECは報道の背後にある動機について調査を開始しましたが、結果はまだ確定していません。

「Johntw」という名前で投稿されたこの記事によると、ジョブズ氏は「重度の心臓発作」を起こして緊急治療室に運ばれたという。

「スティーブが激しい胸の痛みと息切れを訴えた後、救急隊員が呼ばれたと、ある内部関係者から聞きました」と、捏造された報告書は付け加えた。「情報源は匿名を希望していますが、非常に信頼できる人物です」

CNNはSECの調査に協力すると述べた。iReportは「編集もフィルタリングもされていないニュース」を提供する場所であり、「コンテンツや報道内容については一切保証しない」としている。iReportは2006年8月にCNN.comの一部として開設され、2月に独立したウェブサイトとなった。

ブルームバーグは、SECの元執行弁護士で現在は民間弁護士として活動しているマイケル・ミサル氏の言葉を引用し、SECによる情報操作訴訟はおそらく文書作成者の意図に左右されるだろうと述べた。

先週のMacBook発表会で、ジョブズ氏は誤報以来初めて公の場に姿を現し、自身の血圧は健康であることを示すスライドを提示したが、自身の健康状態に関するそれ以上の質問には答えなかった。