ティム・クック氏は、2015年を「Apple Payの年」と呼び、非接触型決済市場を席巻するサービスになると予想している。

ティム・クック氏は、2015年を「Apple Payの年」と呼び、非接触型決済市場を席巻するサービスになると予想している。

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Apple Payは現在、非接触型決済システムで処理される3ドルのうち2ドルを占めており、これはわずか3か月前にデビューしたAppleのNFCベースのソリューションとしては大きな成果だ。

アップルの2015年第1四半期の電話会議で、同社CEOのティム・クック氏は、10月の開始以来Apple Payの普及が大きく進んでいると発表し、年が進むにつれてさらに成長が見込まれると述べた。

「2015年はApple Payの年になるだろうと、これまで以上に確信している」とクック氏は語った。

これまでの統計は印象的です。当初は500の銀行や金融機関がこのサービスへの支援を表明していましたが、その数は約750にまで膨れ上がり、さらに多くの金融機関が提携を希望しています。現在の小売パートナーについて、クック氏は、パネラブレッドでは非接触決済の80%がApple Payで、高級スーパーマーケットのホールフーズではサービス開始以来、非接触決済が400%増加したと述べました。

クック氏は、企業が通常そのような取り組みを保留する繁忙期のホリデーシーズンに、POS端末のアップデートに意欲的な小売業者の間でApple Payの導入が急速に進んでいることに驚きを表明した。

本日、自動販売機、業務用ランドリーマシン、パーキングメーターなどを含む全米20万ヶ所のセルフサービスステーションでApple Payが導入されたと報じられた。

11月の調査報告では、Apple Payが全デジタル決済の1%を占めると推定され、まだ軌道に乗っていないPayPalなどの業界大手の競合ソリューションを上回った。

Appleのモバイル決済参入は業界にとって大きな弾みとなり、ウォルマートやベストバイが支援するMCXといった競合システムとの競争を激化させるだろう。今月初めには、GoogleがVerizon、AT&T、T-Mobileが出資する非接触型決済の合弁会社Softcardを買収し、Google Walletサービスの拡大を目指しているとの報道もあった。