マルコム・オーウェン
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アップルのRAMサプライヤーであるSKハイニックスは、研修生の1人がコロナウイルス感染者と接触していたことが判明したことを受け、従業員800人に対し、自宅待機し出勤しないように指示した。
SKハイニックスは木曜日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、従業員800人に自主隔離を要請したと発表した。これは、ウイルス感染拡大の中心地となっている韓国の大邱で、研修生1人が患者と接触していたことが判明したことを受けた措置だ。
ロイター通信によると、研修生は肺炎の症状がある別の研修生とともに検査を受けたが、最初の検査では両者ともウイルス検査で陽性反応は出なかったものの、念のため2回目の検査を実施している。同社は仁川の研修センターと病院も閉鎖した。
800人が自主隔離されているにもかかわらず、この措置がSKハイニックスの顧客への受注に大きな影響を与える可能性は低い。同社の広報担当者によると、自主隔離の対象者は仁川に拠点を置く1万8000人の従業員のごく一部であり、そのうち280人は研修生で、まだ生産ラインで働いていないとのことだ。
SKハイニックスは世界第2位のメモリチップ製造会社で、顧客にはアップル社も含まれる。
韓国では、これまでに新型コロナウイルスに感染した人は104人に達し、水曜日には国内初の死者が出た。