AppleInsiderスタッフ
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月曜日にオーシャンの「Boys Don't Cry」ウェブサイトに投稿されたビデオのスクリーンショット。
人気R&B歌手フランク・オーシャンの待望のアルバム『Boys Don't Cry』が今週金曜日にApple Music限定でリリースされるとの報道が出ている。これはAppleのストリーミングサービスにとって最新の注目の勝利となる。
ニューヨーク・タイムズ紙は、今後のリリース計画に詳しい情報筋の話として、「Boys Don't Cry」が2週間、Apple Musicでのみ配信される予定で、いわゆる「限定配信」となると報じている。boysdontcry.coに投稿された新たなティーザー動画にはApple Musicのウォーターマークが付いており、月曜日の報道を裏付けている。
オーシャンは2013年に初めて「Boys Don't Cry」の制作を明かしたが、その後音楽シーンからやや距離を置いている。リリース日はまだ確定していないものの、オーシャンはTumblrやアルバム公式サイトへの投稿を通じてファンに最新情報を提供し続けている。
独占コンテンツの権利を巡り、市場リーダーであるSpotifyと競争するApple Musicにとって、今回の独占配信は新たな強みとなる。音楽ストリーミング業界で独占配信が急速にコモディティ化している中、AppleはApple Musicをアーティストのための「クラブハウス」に仕立て上げ、自社制作のビデオやその他の実験的なコンテンツを制作する機会を提供することで、有名アーティストの獲得を目指している。
同社のコラボレーション戦略はこれまでのところ成功を収めており、Apple Musicはチャンス・ザ・ラッパー、ドレイク、エミネム、フューチャー、ファレル・ウィリアムズ、ザ・1975など、多くのアーティストの独占配信を獲得しています。最近では、ラッパーのトラヴィス・スコットが、近日発売予定のアルバム「Birds in the Trap Sing McKnight」をApple Music独占配信としてリリースすることを示唆しました。