カリフォルニアの病院が100台のApple iPadを活用する計画

カリフォルニアの病院が100台のApple iPadを活用する計画

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

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新たな報道によると、カリフォルニアの病院は医療従事者に100台以上のApple iPadを配布し、携帯可能なタッチスクリーンデバイスでX線画像や心電図の結果などを確認できるようにする計画だという。

カリフォルニア州バイセリアにあるカウェア・ヘルスケア・ディストリクトの技術サービスディレクター、ニック・ヴォロシン氏はNetwork Worldに対し、テスト用に3台のiPadを購入し、今後2ヶ月で100台以上を導入する予定だと語った。Citrixの仮想デスクトップおよびアプリケーション配信ソフトウェアを通じて、様々な患者モニタリングプログラムにアクセスできるようになる。Citrix Receiverを使用することで、病院職員はiPad向けに独自ソフトウェアを開発することなく、デスクトップアプリケーションにアクセスできるようになる。

iPadは、在宅医療従事者、ホスピス従事者、看護師、栄養士、薬剤師に配布されます。供給不足によりApple社は大量注文を断らざるを得なかったため、病院はApple社と直接交渉し、大量購入を実現しました。

ヴォロシン氏は作家のジョン・ブロドキン氏に対し、iPadとその10時間駆動バッテリーは、多くの従業員にとってノートパソコンの代わりとなるだろうと語った。特に、日中に何度も充電する必要がなくなり、電源のオンオフも不要になるからだ。患者関連サービスに加えて、従業員はiPadを使ってメールチェックなどの従来のオフィス業務も行うことができるようになる。

iPadのもう一つのセールスポイントは価格です。16GB Wi-Fiモデルは500ドルからと、ボロシン氏は、3,000ドルもする従来のタッチスクリーンタブレットと比べて、より手頃な価格だと語っていました。

ヴォロシン医師が所有する3台の試験装置に加え、約20人の医師が診療所で使用するためにiPadを購入した。ある腎臓専門医は、このデバイスによって業務効率が向上し、患者の安全性も向上したと述べた。

今年初めにAppleのiPadが初めて発表されて以来、多くの病院がiPadに注目しています。医療従事者の中には、タブレット端末によって医師や看護師が患者と過ごす時間が増えると考えている人もいます。サンフランシスコにある「Destination Bedside」というプログラムでは、タブレット端末を使ってレントゲン写真、カルテ、処方箋、メモなどを提供しています。

2月のある調査によると、医師の5人に1人がiPadの発表からわずか数日後に購入を予定していることが明らかになりました。エポクラテス社が350人以上の臨床医を対象に行った調査では、iPadが発売されたら購入する予定だと9%、発売後1年以内に購入予定だと13%が回答しました。さらに38%はiPadに興味はあるものの、購入を決める前にもっと情報が欲しいと回答しました。