ケイティ・マーサル
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MacPaintは、マウスとキーボード入力で画像を作成できる描画プログラムでした。当時としては革新的なこのアプリケーションは、現在の業界標準であるAdobe Photoshopの先駆けと言えるでしょう。また、QuickDrawはビットマップグラフィックを作成するためのMacintoshライブラリで、MacPaintなどのアプリケーションで使用されていました。
BusinessWeekによると、ソースコードの寄贈は、オリジナルの Macintosh 開発チームの主要メンバーである Andy Hertzfeld 氏が 2004 年 1 月にそれらを探し始めたことから始まったという。Apple Lisa 用に作成されたフロッピー ディスクにそれらを保存していた元同僚を通じてそれらを見つけると、Hertzfeld 氏は、他の人にも使えるかもしれないという希望を抱いてそのコードを Web 上に公開することを考えたが、Apple から訴訟を起こされる可能性を恐れた。
そこでハーツフェルドは、代わりにアップル社にコードをコンピュータ歴史博物館に寄贈するよう説得しようと考えた。しかし、その試みは途中でいくつかの障害に遭遇した。博物館の評議員であり、アップル社の顧問弁護士でもあったナンシー・ハイネン氏が、同社がコードの公開を承認する前に辞任したのだ。
しかし今年1月、現在Googleのソフトウェアエンジニアであるハーツフェルド氏は、Appleの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ジョブズ氏と面会し、ソースコードの寄贈を試みている際に直面した障害について話した。それから1日も経たないうちに、ジョブズ氏はAppleの現法務顧問であるブルース・シーウェル氏にソースコードの公開を承認するよう依頼した。
「アップル・マッキントッシュは、ハードウェアとソフトウェアの両方において優れたデザインを融合させていました」と博物館は記しています。「1984年1月にこのコンピュータと同時にリリースされた描画プログラム『MacPaint』は、その機能と実装方法の両面において、その優れた点を示す好例でした。」
「内部でどのように動作しているかを知りたいという方のために、Apple 社の許可を得て、MacPaint のオリジナル プログラム ソース コードと、その基礎となる QuickDraw グラフィック ライブラリを公開します。」