ロジャー・フィンガス
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ギャラクシーノート7を受けて講じられた予防措置により、サムスンの次期iPhoneのライバルであるギャラクシーS8は、バルセロナで2月下旬に開催されるモバイル・ワールド・コングレスでは発表されないことが、同社のモバイル部門責任者が月曜日に明らかにした。
ロイター通信によると、コ・ドンジン氏は記者会見で、S8の発売時期について具体的な言及はなかった。サムスンでは、Note 7の失敗から得た教訓が「企業文化とプロセスに深く反映されている」と述べ、同社のエレクトロニクス部門は「消費者の信頼を取り戻すために懸命に取り組んでいる」と語った。
サムスンはこれまで、多くの国で最も売れているAndroid端末であるGalaxy Sを発表する場として、Mobile World Congress(MWC)を利用してきました。しかし、新たなテスト手順の変更により、S8の発売は遅れると予想されています。特に、最も人気の高いGalaxy SシリーズでNote 7のような発表を繰り返す余裕がないことがその理由です。
過去数年間、Mobile World Congressで発表されたサムスンの新型フラッグシップスマートフォンは、最終的に3月に出荷されることとなっていました。しかし、3月に発売されるかどうか、あるいは発売がどの程度延期され、秋に予定されている新型iPhoneの発表にどれだけ近づくことになるのかは不明です。
サムスンは日曜日、ノート7に関する独自の調査の結論を発表し、2つの別々のバッテリー欠陥が発火の原因であり、2回のリコールと製品の完全な製造中止を引き起こしたと結論付けた。
サムスンによると、最初の問題はバッテリーの右上隅の欠陥が原因でショートを引き起こしたというものだった。最初のリコールの後、超音波溶接の欠陥が問題となった。
この大失敗により、サムスンは50億ドル以上の損失を被ることになる。同社は月曜日、リコール対象となった端末の部品を再利用するか、Note 7の再生品を販売するかについては未定であると発表した。しかし、製品を取り巻くネガティブな評判を考えると、後者の選択肢は可能性が低いかもしれない。
Note 7の欠陥は、サムスン幹部がiPhone 7に大きな改良は期待していなかったため、iPhone 7の売上を奪おうと急いだことが原因だった可能性がある。実際、Note 7はデュアルレンズカメラを搭載した7 Plusを除けば、iPhone 6sからのマイナーアップグレードに過ぎない。