エピックゲームズがエディ・キューとクレイグ・フェデリギを『フォートナイト』の件で証言に呼ぶ

エピックゲームズがエディ・キューとクレイグ・フェデリギを『フォートナイト』の件で証言に呼ぶ

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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エピックによるアップルの「1984」スーパーボウルCMのパロディの静止画

「フォートナイト」とApp Storeをめぐる予定の裁判に先立ち、Epic Gamesの弁護士はAppleのクレイグ・フェデリギ氏とエディ・キュー氏の証言を要求している。

App StoreをめぐるAppleと「フォートナイト」開発元のEpic Gamesの争いは2021年5月に裁判が始まる予定だが、両社はすでに証言と証言録取の準備を進めている。その一環として、Epic Gamesの弁護士は裁判所に対し、クレイグ・フェデリギ氏とエディ・キュー氏の両名に証言録取を依頼したいと伝えた。

Law360は、「Zoomでの審問中、Cravath Swaine & Moore LLPのEpic Gamesの弁護士Lauren Moskowitz氏は、米国地方裁判所のThomas S. Hixson判事に対し、Epic Gamesは、iOSとmacOSの開発を監督するAppleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長Craig Federighi氏と、Appleのインターネットソフトウェアおよびサービス担当上級副社長Eddy Cue氏を証言台に立たせる権利があるべきだと語った」と報じている。

トーマス・S・ヒクソン判事は、この要請に対する判断を延期した。しかし、両氏の証言を差し控えるには「特別な事情」を証明する必要があるとアップル社に通告した。

この決定は、Appleが証言録取に異議を唱えたことを受けてのものです。同社は依然として、証言録取は不当であると主張しています。報道によると、Appleはすでに14件の証人尋問を受け付けており、その中にはティム・クック氏との4時間にも及ぶ予定のセッションも含まれています。

Epic Gamesの弁護士は、この事件においてどの証人が必要と判断されるかを判断するのは時期尚早であると主張した。

今後の裁判は、Appleがどのようにして「フォートナイト」をApp Storeから削除したかが焦点となる。Epic Gamesはこれを反競争的な行為だと主張する一方、Appleは同社がApp Storeの規則を繰り返し違反したと主張している。