ニール・ヒューズ
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ウェルズ・ファーゴ証券は、6月までの3か月間で3,650万台のiPhone出荷が見込まれており、Appleがまたしても記録破りの四半期を終えた可能性があると見ている。
アナリストのメイナード・ウム氏は、Appleの4-6月期売上高が382億ドルに達する可能性があると予測している。これはウォール街の平均予想である379億ドルを上回る数字だ。特に、iPhoneの出荷台数は4-6月期の記録を更新し、昨年の3120万台を優に上回ると予想している。
ウム氏は、Appleが4月末以降に16の新たなiPhoneキャリアを追加し、全世界のキャリアパートナーは合計332社になったと述べた。さらに、iPhoneはブルネイ、コソボ、カザフスタン、レバノンの4つの小国でも発売された。
こうした新たな国やキャリアが Apple の iPhone 販売台数に与えた影響はわずかである可能性が高いが、Um 氏はこの成長は Apple のこのチャネルでの販促活動によっても促進されたと考えている。
ウェルズ・ファーゴのメイナード・アム氏は、予想は平均を上回っているものの、AAPL株の「市場平均並み」の評価を維持している。
iPhone以外にも、ウム氏は、Appleが今四半期にiPadを1,200万台、Macを390万台、iPodを190万台販売したと予測している。また、粗利益率は38.3%と予想しており、これはAppleのガイダンスである37~38%を上回っている。また、1株当たり利益は1.27ドルと、市場予想の1.22ドルを上回っている。
記録的な四半期決算を予想しているにもかかわらず、アム氏は多くの同僚よりもアップルの長期的な見通しについて依然として弱気だ。同氏はAAPL株の投資判断を「マーケット・パフォーム」に据え置き、1株当たり評価額を86ドルから96ドルとしている。
その理由の一つは、Appleは最終的に成長と利益率のどちらかを選ばなければならないと考えていることだ。スマートフォン市場に残された機会は規模が小さく、低価格帯の製品に適していると彼は述べた。これはAppleが現在競争していない分野だ。
Appleは7月22日に2014年度第3四半期決算を発表します。これは、新最高財務責任者(CFO)ルカ・マエストリ氏就任後初の決算発表となります。AppleInsiderでは、太平洋標準時午後2時(東部標準時午後5時)から始まるこの発表会の模様を完全ライブ中継します。