中国でのiPhone販売が第2四半期に225%増加、Appleが最速成長メーカーに

中国でのiPhone販売が第2四半期に225%増加、Appleが最速成長メーカーに

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カウンターポイント・リサーチとCINNOリサーチの新しい指標によれば、重要なスマートフォン市場においてiPhoneの売上が前年比で堅調に増加しており、Appleが中国で回復に向かっていることが明らかになった。

CNBCが確認したカウンターポイント社の調査によると、売上高増加の要因は、アップルの新しいiPhone SEとiPhone 11、そして大幅な値引きだという。

中国における第2四半期の実売台数は740万台に達し、前年同期比32%増となった。カウンターポイント社は、iPhoneの販売台数が前年同期比1%減と推定していた前四半期と比べて、大幅な改善となった。

調査会社によれば、アップルは4月から6月にかけて中国で最も急成長したスマートフォンメーカーであり、携帯電話販売の全体的な下降傾向に逆行している。

「iPhone 11は中国で最も売れているモデルであり続けている。iPhone 11は昨年9月以来、中国で最も売れているモデルとして連続トップを維持しており、これは中国の消費者の間でのAppleの強いブランド力を示している」とカウンターポイント・リサーチの調査アナリスト、フローラ・タン氏はCNBCへの声明で述べた。

上海に拠点を置き、直接販売をモニタリングするCINNO Researchは、Appleの第2四半期の業績をさらに好調なものにしたと報告した。同社によると、iPhoneの販売台数は4-6月期に1,300万台に達し、2019年比62%増となった。これは前四半期比225%という驚異的な成長率に相当する。

市場調査会社のApple製品販売台数の推計実績には疑問が残る点に留意すべきだ。CEOのティム・クック氏をはじめとするApple幹部は過去に四半期予測を反駁しており、その予測は概ね不正確であることを示唆している。

アップルは6月、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で低迷した第1四半期の売上回復に向け、中国の主要ベンダーを通じてiPhoneの価格を大幅に引き下げた。2020年度第2四半期のiPhone売上高は289億6000万ドルで、前年同期の310億ドルから減少した。幹部は、この低迷の一因として中国での業績不振を挙げている。

Appleは個別の販売台数を公表しなくなったものの、木曜日に2020年度第3四半期決算を発表する際に、iPhoneをはじめとする主要製品ラインの健全性について報告する予定だ。AppleInsider、この決算発表後の電話会議をライブで報道する予定だ。