ケイティ・マーサル
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大手市場調査会社NPDは火曜日の報告書で、2月に調査したAmazon MP3顧客のうち、iTunesを通じて以前に音楽を購入したことがあると答えたのはわずか10%だったと述べた。
「アマゾンの初期の成長がアップルのiTunesを犠牲にしていないように見えるという事実は、デジタル音楽の顧客層が、まだiTunesコミュニティに参加していない新しい消費者グループに拡大できるという健全な兆候だ」とアナリストのラス・クルプニック氏は述べた。
Amazon MP3 はサービス開始からわずか 6 ヶ月であるが、最近ウォルマートを追い越して、米国で iTunes に次ぐ第 2 位のアラカルト音楽トラックダウンロード提供者となった。
このサービスのセールスポイントとしては、すべての主要レコードレーベルからの DRM フリーのトラック、デジタルファイルの高いビットレート、iTunes よりも安いダウンロード単価などが挙げられます。
それでも、AmazonがiTunesに追いつくにはまだ道のりは遠い。Appleのダウンロードサービスは、Amazon MP3の約10倍の売上をユニットベースで達成しているが、NPDによると、両ストアの消費者層の違いこそが、デジタル音楽ダウンロード市場の広がりを示唆しているようだ。
調査会社による初期の消費者調査によると、Amazon MP3の販売台数の64%は男性によるもので、iTunesでは44%でした。Amazon MP3は18歳から25歳の若年層で最も人気がありましたが、13歳から17歳のティーンエイジャーの顧客はわずか3%でした。
対照的に、iTunes Music Store は、その楽曲の約 5 分の 1 (18%) を 10 代の若者に販売し、同じ年齢層の間でギフト カードの健全なフランチャイズを展開している一方、Amazon の 10 代の CD 購入者の基盤は比較的小さい。
「まだ初期段階ですが、価格やDRM制限を理由に、Appleの顧客がiTunesを捨てて新しい選択肢に乗り換えているという証拠はありません」とクラプニック氏は述べた。「Amazonは既存の顧客基盤と導入プロモーションによって新たな市場を開拓しているだけかもしれません。」
NPDによると、同社の月次消費者追跡調査では、iTunesやAmazon MP3などのサービスからのアラカルトダウンロードの販売数は測定しているが、サブスクリプション音楽ダウンロードやeMusicなどのサブスクリプション音楽サービスからの収益は追跡していないという。