ニール・ヒューズ
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サプライチェーンに関する新たな噂によると、Appleは4インチ端末の需要に応えるのに苦戦が続く中、新型ローエンドのiPhone SEの注文を増やし、今四半期だけで500万台以上を生産する計画だという。
iPhone SEの供給は発売以来逼迫しており、火曜日の時点でも、Appleからの新規注文の発送は2~3週間先まで未定となっている。ティム・クックCEOは先週、iPhone SEの需要にAppleは驚愕したと認めた。
これを受けて、Appleは生産量を増やす可能性がある。DigiTimesは火曜日、Appleのサプライチェーン関係者を引用し、チップメーカー各社がiPhone SE向けの部品発注量の増加を確認していると報じた。
Appleは当初、今四半期に350万〜400万台のiPhone SEを製造する予定だったが、火曜日の報道によると、Appleは発注台数を500万台以上に上方修正したようだ。
また、第3四半期のiPhone SEの受注は第2四半期と同程度になるとも述べており、これはエントリーレベルのモデルに対する需要が引き続き堅調であるとAppleが予想していることを示唆している。
3月の発売以来、iPhone SEは新規iPhoneユーザーや乗り換えユーザーだけでなく、A9チップや12メガピクセルカメラといった最新機能をコンパクトな4インチサイズに収めたモデルを求める既存ユーザーも魅了しています。iPhone SEはこれまでで最も価格設定がアグレッシブな新型iPhoneでもあり、ストレージ容量16GBモデルは399ドルから、64GBモデルは499ドルまでとなっています。
「iPhone SEに対する反響に大変興奮しています」とクック氏は語った。「我々の予想をはるかに超える需要があることは明らかで、だからこそ今のような制約があるのです」
DigiTimesの情報筋は、ハイエンドモデルの売上が鈍化する中、Appleがスマートフォン市場においてミッドレンジおよびエントリーレベルのセグメントに注力していると推測している。そのため、AppleはiPhone 6sの受注ペースを鈍化させているという。
しかし、「iPhone 7」が9月に発売される予定であることを考えると、この時期にiPhone 6sの生産が鈍化するのは季節的な傾向と一致するだろう。
DigiTimesは、Appleの将来の製品計画、特に機能や性能に関する予測において、信頼性の低い実績があることで知られています。しかし、同社のサプライチェーン情報源は、出荷や製造動向といったAppleの全体的な状況に関する正確な見通しを頻繁に提供しています。