アップル、供給契約をめぐり日本の公取委の調査を受ける

アップル、供給契約をめぐり日本の公取委の調査を受ける

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Appleの新宿店。

日本の公正取引委員会は、アップルと国内部品メーカーとの取引について調査を開始した。一部のメーカーは、独占禁止法に違反する可能性のある契約を同社と締結していた。

毎日新聞が月曜日に報じたところによると、日本の規制当局が実施した調査と聞き取り調査で、アップルとの契約では部品メーカーに対し、同社との取引の見返りに技術や製造に関する知識を無償で提供することが求められていることが明らかになった。

ロイター通信が報じたように、アンケートに加え、ある日本企業(名前は伏せられている)が、契約が自社の知的財産権を侵害しているとして苦情を申し立てた。これに対し、アップルは当該企業との取引を打ち切ると警告したと、当初の報道では述べられている。

FTCは、Appleが業界における優位な地位を濫用し、有利な契約条件を要求したかどうかを調査しています。具体的には、FTCはAppleの契約が、独占禁止法に規定されている「優越的地位の濫用」に該当するかどうかを判断しようとしています。

アップルは日本において、iPhoneを含むさまざまな製品に使われるApple Watchのバンド、コーティング、インク技術を提供する企業との契約など、数多くのビジネス関係を築いている。

クパティーノを拠点とするこの巨大テック企業は、日本の公正取引委員会にとって馴染み深い存在だ。昨年7月、公正取引委員会は、アップルと携帯電話事業者との契約が反競争行為に該当するかどうかを判断するための調査を終了した。

2016年に開始されたこの調査は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクがiPhoneの補助金を強制的に支給されていたという主張に基づき、アップルとNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクとの契約内容を詳細に調査した。アップルの要求に起因するコストは、その後、消費者に転嫁された。

Appleは独占禁止法違反の可能性について知らされ、契約を修正してFTCをほぼなだめた。