スラッシュレーン
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HzOは先週のCESで、高価な電子機器の防水を実現する可能性を秘めたナノスケールのフィルムバリアを宣伝しました。デモの一つでは、iPhoneを水中に沈めても正常に動作し続ける様子が披露されました。
HzOの技術は、P2iがCESで実演し、昨日紹介した「Aridion」というブランド名で知られるナノコーティングプロセスに類似しています。Aridion処理された紙のビデオデモは、今週のWeekend Tech Reviewにも掲載されています。この技術は、モトローラのDroid RAZRスマートフォンとXYBOARDタブレットに既に採用されています。
Pocket-lintによると、HzOの関係者はショーの参加者に対し、Appleもこの防水技術に興味を示している企業の一つだと述べた。同社関係者によると、Appleは将来のiPhoneを防水にすることに関心を持っており、今年後半に発売予定の第6世代モデルでその可能性が示唆されているという。
「HzOは来シーズンの携帯電話に搭載される予定だ」と同社は語ったと報じられている。
HzOの技術には、アップルに加え、ライバルのサムスンも関心を示していると報じられている。HzOはサムスン幹部に防水仕様のGalaxy Sスマートフォンを見せたところ、幹部らは「非常に興奮した」という。
HzOのWaterBlockテクノロジーは、デバイス内部を分子レベルで保護します。真空蒸着プロセスでデバイスに材料を塗布した後、iPhone 4S、iPad、iPodなど、多くのApple製品を保護するためのデモンストレーションで使用されています。
同社によると、ウォーターブロックは無毒の有機素材で、人体にも安全に使用できるとのことです。また、デバイスの外観を損なうことも、重量を増やすこともありません。
この技術は「偶発的な湿気への接触」を想定しているため、深海での使用や長時間の水中浸水は推奨されません。しかし、HzOコーティングされたデバイスは「何時間も連続して」水中に浸水した状態でも正常に動作し続けているという報告があります。
「この技術は、プールに飛び込むときに携帯電話をポケットに入れていることを忘れたり、食器を洗っているときにiPodをシンクに落としたり、激しい雨に濡れたり、ズボンを洗濯するときにスマートフォンを入れたままにしたりといったことによる故障を防ぐように設計されている」と同社は述べた。