ロジャー・フィンガス
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Appleの企業としての影響力に限界があることを証明するように、HBOは脚本の形で売り出されていたJJエイブラムスのSF番組「Demimonde」の権利を獲得したと報じられている。
ハリウッド・レポーターの情報筋によると、エイブラムス監督はHBOとの既存の関係や、HBOの「ウエストワールド」の扱いに感銘を受けていたことから、既にHBOを好んでいたという。「デミモンド」は、昏睡状態の母親の研究を発見した科学者の娘が、別の世界でより大きな戦いに巻き込まれるというストーリーだ。
アップルはこれまでに、今後の高予算テレビ番組として、クリステン・ウィグ出演のスケッチ・コメディー番組や、「宇宙空母ギャラクティカ」のベテラン、ロナルド・ムーアによるSF番組、スティーブン・スピルバーグの「アメイジング・ストーリーズ」のリブートなど、いくつかの番組を獲得している。
Appleは2019年に新しいテレビ番組シリーズを発売すると噂されている。これまでの番組のようにApple Musicのサブスクリプションを要求するのではなく、iPhone、iPad、Apple TV用の「TV」アプリを通じて、互換性のあるAppleデバイスを持つ人なら誰でも新しい番組を視聴できるようにすると予想されている。
同社の既存のテレビ番組は、多くの著名人を起用したにもかかわらず、「Planet of the Apps」と「Carpool Karaoke」の両番組の反響が凡庸で、概ね不振に終わっている。Appleの今後の取り組みは、「リアリティ番組」ではなく脚本付きの番組に重点が置かれているが、少なくとも1つのドキュメンタリーシリーズは制作される予定だ。
