iRadio、Appleとソニーがロイヤルティ条件で合意できず再び停滞

iRadio、Appleとソニーがロイヤルティ条件で合意できず再び停滞

ケビン・ボスティックのプロフィール写真ケビン・ボスティック

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iPhoneおよびiPadユーザーにラジオサービスを提供するためのAppleの継続的な取り組みは、ソニーとの交渉が長引いているため、どうやら新たな障害にぶつかったようだ。

フィナンシャル・タイムズによると、ライセンス料がAppleの噂のラジオサービスの導入を再び阻んでいるという。Appleは4月に噂されていた通り、既にユニバーサルミュージックとの契約を締結しており、ワーナーミュージックとの契約も間近だと報じられている。大手レコード会社で2番目に大きいソニーミュージックは、より有利な条件を提示しようと躍起になっていると報じられている。

業界幹部の中には、アップルの莫大な資金力と、このサービスでかなりの利益を上げる可能性があることから、同社はレコード会社に自社製品のストリーミング配信の許可を得るためにもっとお金を支払うべきだと考えている者もいると言われている。

報道によると、Appleは当初、レコードレーベルに対し、ストリーミング再生100曲あたり6.5セントという低額の報酬を提示した。これはインターネットラジオサービスPandoraの約半額に相当する。しかし、レコードレーベルはこの提示を拒否したため、サービス開始が延期されるとの報道が最初になされた。その後、Appleはストリーミング再生100曲あたり12.5セントを提示したが、この提示を受け入れたレーベルの数は不明である。

iTunesが登場してから約10年、Appleが運営する音楽ストリーミングサービスの登場は予想されていました。今年初め、iOS 6.1のアップデート内に隠されたアイコンに「ラジオ購入」ボタンが表示され、サービス開始が間近であることが示唆されたことで、この噂は広まりました。

報道によると、停止したサービスには、音楽のストリーミングと購入だけでなく、ユーザーが以前に聴いた曲に基づいてどの曲を楽しめるかを予測する機能も含まれているという。

伝えられるところによると、Apple はレコード会社に対し、ストリーミングされた曲ごとのロイヤリティ、iRadio の広告収入の一部、そして前述の 2 つが満足できない場合に保証される最低支払額という、複数の補償の可能性を提示している。