マルコム・オーウェン
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今週、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は予定されていた取引計画の一環として、保有するアップル株3万株を少量売却し、クック氏はこの会社株売却で総額360万ドルを受け取った。
米証券取引委員会への提出書類によると、クック氏は1月17日から1月19日までの連続した日に3回の取引を行った。各日、普通株1万株が売却され、書類上の1株あたりの価格は120ドルで、各取引の価値は120万ドルだった。
3回の取引後もクック氏は1,009,809株を保有しており、その価値は現在1億2,100万ドルを超える。
この小規模な株式売却は、業績目標未達による役員報酬の減額直後に行われたもので、クック氏はボーナス150万ドルを失った。減給後も、クック氏の年間報酬総額は870万ドルにとどまったが、それでも2014年に受け取った金額よりは低い。
クック氏の株式は事前に定められた取引計画の一環として売却されたが、この売却が報酬削減に対する反応であるかどうかは不明だ。
昨年8月、クック氏は合計126万株の制限付き株式ユニット(RSU)を受領した。内訳は時間ベースのRSUが98万株、業績ベースのRSUが28万株で、CEO就任5年後に権利確定となる。権利確定後まもなく、クック氏は保有株の約3分の1を売却し、信託財産には130万9692株が残っていた。
クック氏は今後、2021年8月24日に権利確定する70万RSUや、2021年まで5年間の業績に基づくRSU報酬など、いくつかの株式報酬を受け取る予定である。