精査の結果、Appleは偽の運転免許証アプリをiOS App Storeから削除した

精査の結果、Appleは偽の運転免許証アプリをiOS App Storeから削除した

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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米国上院議員からの批判を受けて、Apple は iOS App Store から斬新な運転免許証アプリケーションを削除した。

ペンシルベニア州選出の民主党上院議員ボブ・ケイシー氏は先週、Appleのティム・クックCEOに書簡を送り、「License」アプリをApp Storeから削除するよう要請した。DriversEd.comが開発したこのアプリは、ユーザーが運転免許証のテンプレートにデジタル写真と個人情報を電子的に挿入できるものだった。

このソフトウェアには、全米50州の運転免許証のテンプレートが含まれていました。ユーザーは、その画像をメールで送信し、印刷してラミネート加工することで、偽造運転免許証を作成できる可能性がありました。

「ライセンス」アプリはApp Storeで2年以上公開されていました。Appleはこのソフトウェアの削除についてコメントしていませんが、安全運転免許証連合(Coalition for Secure Driver's License)はこの機会を利用して、ソフトウェアの削除に要した時間の長さについてAppleを批判しました。

「Apple社は、『ライセンス』アプリがApp Storeに配信されることを阻止する対策を講じるべきだった」と、同連合のブライアン・ジマー代表は述べた。「2011年4月に私が初めてこのアプリが公共の安全を脅かすリスクがあると伝えたにもかかわらず、Apple社がこのアプリを削除しなかったことは、非常に残念だ」

ジマー氏は当初、4月4日にセキュア運転免許証連合(Coalition for Secure Driver's License)を代表して、AppleのiOS担当シニアバイスプレジデント、スコット・フォーストール氏に書簡を送付した。書簡の中でジマー氏は、Appleが「犯罪行為を助長する」アプリケーションを配布することで法律違反に該当する可能性があると述べている。

ジマー議員のメモによって直ちにアプリが削除されたわけではないものの、アップルは先週金曜日にケイシー議員が出した書簡に迅速に対応した。書簡の中で、ケイシー議員は、このアプリが犯罪者や未成年者による欺瞞行為を助長する可能性があると指摘した。

「アプリケーションは違法行為を助長するべきではない。このアプリはまさにそれをやっている」とケイシー氏は述べた。「アップルは直ちにこのアプリを停止させるべきだ」