ロジャー・フィンガス
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ガートナーとIDCの最新調査データによると、ほとんどの主要Windows PCメーカーが大きな打撃を受ける中、Appleは3月四半期にMacの市場シェアを全体的に拡大し続けた。
IDCによると、2016年第1四半期の世界PC市場におけるAppleのシェアは7.4%に増加し、世界第4位となった。これは前年同期の6.7%から増加したことになる。
Appleの総売上高は2.1%減少し、450万台弱となった。しかし、より規模の大きいPC市場は11.5%減少したため、Macは市場シェアを楽々と上回った。
IDCによると、市場リーダーであるレノボの販売台数は前年比8.5%減の1,210万台となった。この中国のPCメーカーは、市場全体の20.1%を占めている。
HPは19.2%のシェアで2位となり、前年比10.8%減の1160万台となった。Dellは900万台で3位となり、シェアは14.9%で、前年比2%減となった。
一方、ガートナーによると、Appleの世界出荷台数は第3四半期に前年同期比1%増の460万台となり、市場シェアは7.1%となった。一方、HPは出荷台数が9%減少し、Lenovoは7.2%減少した。Dellはわずか0.4%の減少にとどまったが、主要PCメーカーで成長を遂げたのはASUSのみで、1.5%増となった。
ガートナーによると、米国市場のみを分析すると、レノボは14%増と、はるかに好調な業績を残した。デルも好調な結果となり、3%増で市場シェア26%で首位に立った。一方、アップルとHPはともに米国市場で減少した。アップルはわずかに減少したものの、HPは17%という大幅な落ち込みとなった。
IDCの米国内予測では、Appleは米国で177万台を売り上げ、シェア13%で第4位となった。米国でのAppleの売り上げは5.6%増加したと言われているが、米国でのPC全体の売り上げは5.8%減少した。
コンピュータ業界は長らく衰退傾向にあります。2015年には、世界出荷台数が2008年の水準(約3億台)を下回りました。それでも、2016年3月期の業界全体の出荷台数はわずか6,480万台でした。四半期ごとの出荷台数は2007年以降、6,500万台を下回ったことはありません。