Appleが顧客満足度の新たな基準を確立

Appleが顧客満足度の新たな基準を確立

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

· 1分で読めます

最新の消費者満足度調査によると、パソコン業界の顧客満足度は前四半期も連続して低下したが、その中でも際立ったのがアップル社で、この傾向に逆らい過去最大の伸びを記録したことだ。

ミシガン大学国立品質研究センターが火曜日に発表した米国顧客満足度指数第2四半期報告書によると、アップルのスコア85は同社最高というだけでなく、「業界史上最高」でもあるという。

これに対し、Macメーカーのライバル各社はPC業界全体の顧客満足度で2年連続の低下を記録し、PC業界のスコアは1パーセントポイント下落して74となり、2005年以来の上昇分をすべて失った。

アップルの8パーセントの躍進により、同社と最寄りのライバル企業との差は10ポイントとなり、ACSIが測定した業界の中で1位と2位の差が最も大きい企業の一つとなった。

「Appleに感銘を受けずにはいられない」とACSIの責任者であるクレス・フォーネル教授は述べた。「iPodとiPhoneという新製品が、既存のコンピュータ製品に新たな顧客を呼び込むのに役立っている。これは製品拡張の真髄と言えるだろう。AppleがWindows Vistaオペレーティングシステムに依存していないことも、Appleの成功に寄与している。」

業界全体の売上高の低下は、主にWindowsベースのマシン、特にヒューレット・パッカード、ゲートウェイ、コンパックの製品に対する顧客の不満によるものだとフォーネル氏は付け加えた。各社の満足度は4%低下し、スコアはそれぞれ73、72、70となった。唯一の例外はデルで、スコアは1ポイント上昇して75となった。

一方、電子ビジネス分野のウェブサイトに対する顧客満足度は6パーセント上昇し、過去最高の79.3に達したが、これは主にGoogleの功績によるものだ。

ACSIによると、昨年初めてYahoo!に後れを取った検索大手のGoogleは、前例のない10%の急成長を遂げ、すべてのライバルを圧倒した。Googleのスコアは86点で、eビジネスの新たな基準を打ち立て、最も近いライバルであるYahoo!(3%下落して77点)との差を9ポイントに広げた。