アナリストによると、アップルの現在の株価はiOSの「粘着性」を反映していない

アナリストによると、アップルの現在の株価はiOSの「粘着性」を反映していない

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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アップルの最近の株価低迷は同社の成長鈍化に対する投資家の懸念が原因だが、あるアナリストは現在の株価は既存顧客がアップル製品を使い続ける「粘り強さ」を反映していないと考えている。

ドイツ銀行のクリス・ホイットモア氏は、既存のApple顧客が同社のプラットフォームに忠実であり続けると確信しているため、AAPL株の「買い」レーティングを維持した。つまり、顧客は将来的に新しいAppleハードウェアにアップグレードする可能性が高いということだ。

ホイットモア氏はまた、Appleはユーザー基盤を拡大し続け、より多くの顧客がエコシステムに縛られることで株主価値を高めると考えている。アプリ以外にも、iMessageやFaceTimeといったApple独自の機能もiOSの「スティッキネス(粘着性)」を高めると考えている。

「この見解の根底にあるのは、iOSプラットフォームの定着率と、AppleユーザーがiOSに投じる(時間とお金の両方における)多大な投資と増加です」と彼は述べた。「米国の携帯電話市場への浸透は既に十分に進んでいますが、Appleには新興市場でユーザー基盤を拡大し、リビングルーム(Apple TV、追加コンテンツなど)を通じて既存のiOSユーザーからさらに収益を得る大きなチャンスがあると考えています。」

ドイツ

iTunes、アクセサリ、App Storeへの累計支出額は、12月四半期時点で約540億ドルに達しています。この支出額は前年比で20~30%増加しています。

ホイットモア氏は、iPhone、iPad、iPod touchの使用台数は約4億台と推定しています。累計アプリケーションダウンロード数は400億回に達しており、デバイス1台あたり約100個のアプリケーションがダウンロードされていると推定しています。

同氏は、平均的な iOS デバイスには、アプリケーションや iTunes Store のコンテンツを含めて約 130 ドル相当のコンテンツが含まれていると考えています。

「iOSユーザーはiOSプラットフォームに多大な時間と費用を投資しており、その結果、切り替えコストは驚くほど高くなっている」と同氏は語った。

ドイツ銀行はAAPL株の「買い」推奨を再確認し、目標株価を575ドルとした。