HP、「ポストPC時代」に向けたスマートフォンを開発中

HP、「ポストPC時代」に向けたスマートフォンを開発中

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HP CEO メグ・ホイットマン。| 出典: ヒューレット・パッカード

ヒューレット・パッカードのCEOメグ・ホイットマン氏は金曜日、同社が新型スマートフォンを開発中であり、携帯電話が消費者の唯一のコンピューティングデバイスとなっている可能性のある海外諸国で同製品を重点的に販売する計画であることを明らかにした。

フォックス・ビジネス・ネットワーク(マーキュリー・ニュース経由)の早朝のインタビューで、ホイットマン氏は、HPがこれまで成功していないスマートフォン市場で存在感を示すための同社の将来計画を説明した。

HPが2010年のPalm買収で獲得した資産を活用してスマートフォンを開発する予定があるかとの質問に対し、ホイットマン氏は「現在開発に取り組んでいます」と答えた。さらに、同社は「スマートフォン開発という回り道をしましたが、今回は必ず成功させなければなりません」とも述べた。

ホイットマン氏は飽和状態のスマートフォン市場への同社の再参入を真剣に考えているようで、プロジェクトに携わるチームへの合言葉は「早く到達するよりも、正しく到達する方がよい」だと語った。

「最終的にはスマートフォンを提供しなければなりません。なぜなら、世界の多くの国ではスマートフォンが初めてのコンピューティングデバイスだからです」とホイットマン氏は述べた。「タブレットもPCもデスクトップも持たない国もあるでしょう。彼らはすべてをスマートフォンでこなすでしょう。私たちはコンピューティング企業ですから、そのフォームファクターを活かさなければなりません。」

CEOはHPの幅広いビジネスモデルに触れ、エンタープライズ向けからタブレット、コンバーチブル、そして「スマートフォンに至るまで」最高の製品を提供していきたいと述べた。ホイットマン氏は余談として、HPが最近ワークステーション販売でアップルからトップの座を奪ったことを指摘した。

HPは、最終的にオープンソース化したPalmのwebOSプラットフォームをベースにしたデバイスで支持を得られなかったため、2011年にスマートフォンの開発を断念した。

ホイットマン氏は、次期スマートフォンがどのようなオペレーティングシステムを採用するのか、またいつ市場に投入されるのかについては一切ヒントを与えなかった。