ロジャー・フィンガス
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アイルランドの企業、データ・スケープ・リミテッドは、iCloud、iTunes、およびそれらのサービスが実行されるデバイスによってデータ同期の特許を侵害したとして、アップルを相手取ってテキサスで訴訟を起こした。
問題となっているのは、米国特許番号10,277,675「通信システム及びその方法、並びに通信装置及びその方法」であると、データスケープはラス・オーガスト&カバット法律事務所の弁護士が提出した訴状の中で述べている。この特許は今年4月30日に正式に付与されたばかりだ。
訴状によれば、アップルのデバイスとサービスは、プロセッサとWi-Fiまたは携帯電話リンクによってサポートされている「第1のハードウェア記憶媒体を備えた第1の装置と第2の[記憶]装置を含む通信システム」に関する特許の主張に違反している。
Data Scape は陪審裁判を進めており、訴訟費用、利息付きの損害賠償、さらなる侵害に対する永久的差し止め命令を求めている。
同様の措置は、Amazon、Dropbox、富士通、Pandora、SAP、Spotify、Western Digitalなど少なくとも14社に対しても進行中である。
Appleは小規模な特許訴訟を頻繁に起こしているが、そのほとんどは失敗に終わっている。これまでの経緯を考えると、AppleはData Scapeの特許を無効にし、訴訟を却下するよう求める可能性が高いだろう。ただし、長期にわたる高額な訴訟を避けるために、示談で和解する可能性もある。