スティーブン・シルバー
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デビッド・テッパー氏のファンドは第1四半期に保有していたアップル株を全て売却し、その価値は8億3300万ドルに達した。
水曜日のニューヨーク・ポスト紙によると、テッパー氏のファンドであるアパルーサ・マネジメントは、第1四半期中に保有していたアップル株をすべて売却した。売却時期は正確には不明だが、トムソン・ロイターによると、アパルーサは458万7852株のアップル株を保有していた。四半期中の株価変動に基づくと、保有株の価値は7億1180万ドルから8億3360万ドルの範囲だったとみられる。
アパルーサ・マネジメントが、アップル株が5月11日に史上最高値の190.37ドルを記録した時に売却していたら、その株式の価値は8億7330万ドルになっていただろう。
アパルーサは2016年にアップル株を全売却したが、カール・アイカーン氏も同時期に同様の売却を行った。その後、2017年末に再びアップル株を減らしたとテッパー氏は3月にCNBCに語った。「中国政策」への懸念から、2018年初頭に残りの株式も売却したが、理由は未だ不明だ。
このニュースは、ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイが正式にアップルの第3位株主となったのと同じ日に発表された。
サッカーの準備はいいかい?
このニュースは、テッパー氏が別の理由で話題になっている中で報じられた。水曜日、NFLはテッパー氏がカロライナ・パンサーズのフランチャイズを22億7500万ドルで買収すると発表した。これはNFLチーム買収史上最高額となる。この取引はNFLオーナーの承認を待っている。
NFL.comの記事によると、60歳のテッパー氏の推定純資産は110億ドルで、フロリダに移住する前はニュージャージー州で最も裕福な人物だった。彼はゴールドマン・サックスのパートナー候補に漏れた後、1993年にアパルーサ・マネジメントを設立した。
テッパー氏は後に、ハンプトンズにある、かつて彼を見捨てたある幹部が所有していた4350万ドルの邸宅を購入し、取り壊して2倍の広さの新しい家を建てた。テッパー氏はまた、「今のままでいい(it what it is)」というフレーズを世に広めたと主張している。