フロッグデザインのハルトムート・エスリンガーによる初期のAppleプロトタイプが近日刊行予定の本に掲載

フロッグデザインのハルトムート・エスリンガーによる初期のAppleプロトタイプが近日刊行予定の本に掲載

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1982年の「Tablet Mac」デザインスタディ。| 出典: designboom

初期の Apple デザイン パートナーである frog design の創設者、ハルトムート・エスリンガーの作品回顧展のプレリリース画像には、1982 年の初期の「Tablet Mac」の研究を含む、未発表の製品やプロトタイプが多数紹介されています。

エスリンガー氏の近刊書籍『Design Forward』の画像が木曜日にdesignboomThe Verge経由)で公開され、80年代から90年代にかけてAppleの独特なコンピュータモデルを生み出したデザイン理論を垣間見ることができます。frogとのコラボレーションにより、Appleは独自のデザインビジョンを創造し、いわゆる「ベージュボックス」マシンからの脱却に貢献しました。

大半の例は「白雪姫」デザイン言語から来ており、そのバージョンは最終的に Apple IIc とともに市場に登場し、実際の Apple 製品に似ていますが、その他の例はより抽象的で、クパチーノから出てきたものとはまったく類似していません。

エスリンガーのデザインスタディの中には、1982年の「タブレットMac」のような、めったに見られないスタディも含まれています。このタブレットMacは、最近のApple対Samsungの特許裁判で大きな議論を呼んだ、現代のiPadの悪名高い丸みを帯びたエッジを廃し、通常のスレート型を採用しています。その他の注目すべきコンセプトとしては、1984年のタッチスクリーン式「Macphone」や、1982年の「フラットスクリーンワークステーション」などがあります。

エスリンガーはソニーのトリニトロンおよびウェガ製品ラインで活躍した後、1980年代初頭にアップルと契約を結び、1985年に故スティーブ・ジョブズが解任されるまで同社に在籍しました。その後、アップルとの契約を破棄し、ジョブズに続いてNeXT Computer社に移籍しました。エスリンガーは、HP、Microsoft Windows、モトローラ、シーメンス、NEC、オリンパス、ルフトハンザ、ゼネラル・エレクトリックなど、数え切れないほどの著名クライアントのためにデザインを手掛けてきました。