ローゼンブラット証券はiPhone Xの受注減の噂に反論、アップルの計画に変更はない

ローゼンブラット証券はiPhone Xの受注減の噂に反論、アップルの計画に変更はない

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

· 1分で読めます

投資会社ローゼンブラット証券によると、サプライチェーンの憶測に反して、iPhone Xの生産は予定通り進んでおり、中国での販売が加速している証拠も確認されている。

アナリストのジュン・チャン氏は、ホリデーシーズン後にiPhone Xの生産がさらに削減される兆候は見られないと述べた。ローゼンブラットはこれまでAAPL株についてネガティブな見通しを示してきたため、火曜日に投資家向けに発表されたメモは特に注目に値する。

張氏は、台湾メディアがiPhone Xの生産削減ではなく、iPhone 8とiPhone 8 Plusの生産削減について言及している可能性があると見ている。張氏によると、iPhone 8シリーズの生産削減は、主力製品であるiPhone Xの生産増加に伴い、12月四半期に始まったという。

Appleは、3月期にiPhone Xの受注が減少するというサプライチェーンの噂に見舞われている。そのため、一部のアナリストは、999ドルというiPhone Xの最低価格は消費者にとって高すぎるかもしれないと指摘している。

しかし、ローゼンブラット氏は、iPhone Xの部品サプライヤーの売上高は3月四半期で前四半期比横ばいになると予想している。同社は、iPhone部品サプライヤー全体の売上高は春に前四半期比25%減少する可能性があると述べているが、このような減少はスマートフォン販売の典型的な季節的傾向と一致するだろう。

「北米市場ではiPhone Xの販売はホリデーシーズンを通して安定しており、中国市場では過去2週間で販売が加速したと考えられます」と張氏は述べている。「中国の通信事業者と行った業界調査によると、iPhone Xの販売台数は現時点でiPhone 8と8Plusの合計販売台数を上回っている可能性が高いことが示されています。また、最近の予測値の調整は、iPhone Xサイクルに関する以前の非常に強気な見方に起因する可能性があることにも留意しています。」

一方、ローゼンブラットはiPhone Xについて控えめな予測を立てている。同社独自の推計では、3月四半期に3,500万台以上が生産されると見込んでいる。

ローゼンブラットはこれまでAAPL株に対して弱気な見方を示してきたが、11月初旬に投資判断を「中立」から「買い」に切り替えた。それ以来、目標株価は180ドルを維持している。