マイキー・キャンベル
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このコメントは、元アップル社のデザイナーである西堀晋氏の証言が除外されたことに言及している。その証言には、同社工業デザイン担当上級副社長のジョナサン・アイブ氏とソニーがiPhoneを作ったらどのような外観になるかについて交わした会話の概要が記載されていると、PC Magazineが報じている。
「判事が独自の創作に関する証拠を除外したことで、Appleは陪審員に対しF700がiPhoneのコピーであると不正確に主張することができたにもかかわらず、Samsungは陪審員に事実関係を全て説明し、iPhoneが登場する前の2006年にSamsungが開発していたF700や他の携帯電話のデザインを示すことができなかった」とSamsungは声明で述べた。「除外された証拠によって、SamsungがiPhoneのデザインをコピーしていないことが疑う余地なく証明されたはずだ。公平を期すためには、陪審員はすべての証拠に基づいて判決を下す必要がある。」
CNetの続報によると、ルーシー・コー裁判長はアップルの弁護士から証拠漏洩について知らされ、サムスンに対し、誰が声明を書き、誰がその公表を承認したかを説明する準備書面を提出するよう命じた。裁判長は「明らかに苛立ち」を見せたと報じられている。
AppleInsiderがサムスンの「ソニー風」iPhoneの証拠を初めて発見したのは、同社が先週金曜日に裁判要旨を提出した時だったが、そのデザインと証言録取は最終的に裁判から除外された。
西堀氏の5月の証言より:
まず、ジョナサン・アイブが私に話しかけてきました。「そうだ、シン、君に話があるんだ」と彼は言いました。「君はこれを仕事の傍らで楽しんでやればいい。僕は君にこれを楽しんでほしい。でも、もしソニーがiPhoneを作るとしたら、どんな感じになると思う?僕のために作ってくれるかな?」
サムスンは裁判中にプロトタイプや関連する議論を持ち出すことは許可されていない。
火曜日に裁判の模様をツイートしたフィナンシャル・タイムズの記者ティム・ブラッドショー氏によると、サムスンは長方形のスクリーンをアップルが発明したのではないと主張したが、これは同社の最高製品責任者ケビン・パッキンガム氏が最近主張した見解である。
アップルは冒頭の声明でiPhoneが「携帯電話を永遠に変えた」と主張する一方で、GalaxyメーカーはiPhoneの約26%をサムスン製の部品が占めていることを指摘し、「真のイノベーターは誰か?」と問いかけた。