マイキー・キャンベル
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アナリストのミンチー・クオ氏によると、アップルは次世代iPhoneシリーズの背面カメラを大幅にアップグレードするとは予想されていないが、最大画面のモデルでは有効絞りの拡大などにより、若干の性能向上が見込まれるという。
クオ氏は水曜日にAppleのレンズ供給パイプラインの詳細を記したメモの中で、この情報を明かした。同アナリストの最新の調査によると、いわゆる「iPhone 13 Pro Max」の広角撮像モジュールにはf/1.5相当のレンズが搭載される予定で、夜間撮影の画質向上やボケ効果の強化につながる可能性があるという。
Appleの他の「iPhone 13」モデルには「iPhone 13 mini」「iPhone 13」「iPhone 13 Pro」が含まれると噂されており、2020年にiPhone 12で導入されたセットアップと類似または同一の設計のf/1.6広角レンズが搭載されると予想されている。
現行のiPhoneと同様に、「iPhone 13」の広角カメラは7Pレンズスタックを搭載し、集光性能を最適化し、色収差を低減します。Appleは今後数年以内に、すべての背面レンズを7Pに移行すると予想されています。
クオ氏は、中国のレンズサプライヤーであるサニー・オプティカルが7P部品の品質検証試験に合格する準備が整っており、まもなくAppleのサプライチェーンに参入するだろうと考えている。順調に進めば、同社は2021年第2四半期に「iPhone 13」向けの7P広角レンズの出荷を開始する予定だ。
今年のiPhoneのアップデートでは、画像処理ハードウェアに大きな変更はないと予想されていますが、Appleは2022年と2023年に大規模なアップグレードを計画していると報じられています。3月にクオ氏は、来年のiPhoneはカメラのボイスコイルモーターとレンズアレイを一体化した「ユニボディ」デザインを採用する可能性が高いと述べており、これにより内部スペースを節約しながらデバイスの堅牢性が向上します。翌年には、コンパクトで効率的なペリスコープレンズ技術が導入される可能性があり、これは望遠カメラ構成で使用されると予想されています。
クオ氏は、iPhone以外にも、このテクノロジー大手が「Apple Glass」や「Apple Car」などの製品で新市場に進出するにつれ、今後数年間でAppleの光学レンズの需要は大幅に増加すると予想されると述べている。