マイク・ピーターソン
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アップル AirPods Pro
ウクライナ人男性が、キエフ近郊の自宅から盗んだAirPodsを使って撤退するロシア軍の動きを追跡している。
ヴィタリー・セメネツ氏はロンドン・タイムズ紙に対し、ホストメルにある自宅からAppleのBluetoothヘッドフォンがロシア軍に盗まれたと語った。盗まれた直後、セメネツ氏は「探す」アプリを使ってAirPodsの動きを追跡できることに気づいた。
位置追跡は、ロシア軍が当初の首都キエフ攻撃計画から撤退した際の動向を示したものとみられる。部隊は国境を越えてベラルーシに入り、最終的にベルゴロドに到達した。ロシアはそこで、ドンバス東部への攻撃に向けて部隊を集結させている。
セメネッツさんは、盗まれたAirPodsの画像を「探す」アプリでインスタグラムに投稿し、Appleをタグ付けして「テクノロジーのおかげで、AirPodsが今どこにあるか分かる」とウクライナ語で書いた。
この投稿には2万8000件以上の「いいね!」が集まり、少なくとも1人のコメント投稿者がAppleをタグ付けして、交換用のヘッドホンを送ってくれるよう求めている。
ウクライナ戦争において、消費者向けテクノロジーが重要な役割を果たしたのは今回が初めてではない。侵攻初期には、GoogleマップとAppleマップがロシア軍の装甲車両の位置を公開し始めた。ウクライナ軍はまた、Telegramなどのアプリを利用して、侵攻するロシア軍に関するオープンソースの情報を収集している。