AppleInsiderスタッフ
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ウォール街のアナリストがMacメーカーである同社に対する予想を引き上げて、同社が来週デジタルホームへの大きな動きを発表する可能性が高いと述べたことを受け、アップルコンピュータの株価は木曜日、4カ月ぶりの高値に上昇した。
同氏は、最近の調査結果から、MacBook、iMac、Mac Pro、MacBook Proの販売が「好調で、9月も勢いが続いている」ことが示されていると述べた。また、新型iMac Core 2 Duoモデルは「年末までの予測を支えるはずだ」とも述べた。
ライツェス氏は、アップル株の目標株価を92ドルに引き上げ、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社の2007年度の1株当たり利益を2.70ドルと予測している。これは、売上高が年間25%増の239億ドルに達することを前提としている。また、2008年度については、売上高が年間15%増の274億3000万ドルに達することを前提に、1株当たり利益を3.10ドルと予測している。
アナリストは、来週火曜日にAppleがデジタルホームへの大きな動きを発表すると予測しており、これは収益源を倍増させる可能性を秘めている。「デジタルエンターテイメントへの進出の可能性により、Appleはビデオ/映画のダウンロード、デジタルストレージ、ポータブルメディアデバイスといった分野で収益を拡大できると考えています」とアナリストは記している。「また、iTunesと連携して家庭内のデジタル格差を埋めるOS X独自の機能を考えると、進化するエコシステムはMacの売上増加につながると考えています。」
来週開催される Apple の特別イベント「Showtime」で発表される予定の新しい iPod nano や映画サービスのほかにも、携帯型メディア プレーヤーや携帯電話など、2007 年を通じて登場する可能性のある他の製品にも引き続き期待している、と Reitzes 氏は語った。
アップルの株価はナスダック株式市場で2.77ドル(約4%)上昇し、72.80で取引を終えた。