ニック・ロー氏がアップルのマーケティングコミュニケーション統合担当副社長に就任

ニック・ロー氏がアップルのマーケティングコミュニケーション統合担当副社長に就任

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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アップルによる著名なマーケティング幹部ニック・ロー氏の採用がより明確になり、同氏はiPhoneメーカーでマーケティングコミュニケーション統合担当副社長という新たな役職に就くと言われている。

ロー氏の採用のニュースは火曜日に浮上した。多国籍広告代理店パブリシス・グループのチーフ・クリエイティブ・オフィスが、ロー氏自身の言葉を借りれば「生涯憧れてきたブランドで働く、またとない機会」を得たという。当時、ロー氏の採用の詳細は不明だったが、マーケティング関連の職務に就くとみられていた。

AdWeekによると、ロー氏はAppleのマーケティングコミュニケーション(Marcom)統合担当バイスプレジデントに就任する。テレビやデジタル広告から小売やその他のメディアに至るまで、複数の分野にわたり、同社とその製品のマーケティングにおけるデジタル施策を主導することになる。

ロー氏は、アップルのマーケティングコミュニケーション担当副社長であるトル・マイレン氏に直接報告することになる。マイレン氏もまた広告代理店から採用された人物で、2016年にアップルに移籍する前は、グレイの社長兼グローバルCCOを務めていた。

ロー氏のアップルでの雇用開始日は確定していないが、数カ月以内にニューヨークからクパチーノにあるアップル本社に異動する予定だ。

ロー氏は、広告代理店R/GAでキャリアの大半をCCOとして過ごし、2018年4月に世界第3位の広告代理店ピュブリシスに移籍し、グローバルCCOに就任しました。ピュブリシスには1年強在籍した後、アップルへの移籍を発表しました。

R/GA在籍中、ロー氏と彼が率いたチームは、同社にとって傑出したプロジェクトで高い評価を得ました。ナイキとの協業によるNike+プラットフォームとFuelbandの統合、そして2012年のカンヌライオンズ チタニウムグランプリ受賞への貢献などがその例です。