AppleのGymKitがLife Fitnessとの連携で香港と日本に登場

AppleのGymKitがLife Fitnessとの連携で香港と日本に登場

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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AppleのGymKitのゆっくりとした展開は今月も続き、香港と日本で新たな統合が行われ、Apple WatchユーザーはLife Fitness製の有酸素運動器具とトレーニングデータを共有できるようになりました。

先週発表されたように、香港のピュアフィットネスと日本のエニタイムフィットネスは、Apple Watchデータ共有プラットフォームに対応したライフフィットネス社のマシンを導入しました。ライフフィットネス社によると、この2つのクラブは、この地域でGymKitをサポートする最初のクラブとなります。

「世界中で当社のカーディオマシンによるトレーニングは年間10億回近く行われており、エクササイズをする人々がより良い結果を得るために、パーソナライズされ、モチベーションを高め、データを簡単に追跡できるトレーニングを望んでいることを私たちは知っています」とライフフィットネスのジェイミー・アイリック社長は語った。

GymKit を使用すると、ユーザーは Apple Watch を対応機器にタップするだけで、距離、速度、ワークアウトの傾斜、消費カロリーの推定値などのデータを双方向に同期できます。Apple のウェアラブル機器と据え置き型機器の間でデータを共有するために Bluetooth と NFC 通信技術が使用されており、記録されたワークアウトをより正確に把握することを目指しています。

例えば、Apple Watchには気圧センサーが搭載されており、傾斜や下り坂、上った階段、高度などを検知します。これらのデータはAppleの専用ワークアウトアルゴリズムに活用されます。しかし、トレッドミルやステッパーといった、単に傾斜などの状況をシミュレートするだけの機器でワークアウトする場合、これらの情報は失われてしまいます。

GymKit は昨年の Worldwide Developers Conference で発表され、10 月に watchOS 4.1 とともにリリースされました。

オーストラリアのフィットネスクラブは11月にGymKit機器を最初に利用できるようになり、英国でも1ヶ月後に導入されました。また、12月にはニューヨークのLife Time Athleticでの導入により、米国のユーザーもGymKit機器を利用できるようになりました。

ライフフィットネスの機器に加え、マトリックス、ステアマスター、シュウィン、テクノジムといったメーカーも、一部のマシンでGymKitをサポートしています。テクノジムは本日、世界中の数百のクラブに5,000台以上のGymKit対応マシンを導入したと発表しました。