AppleInsiderスタッフ
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水曜日のD10カンファレンスで講演したパーカー氏は、AppleがSpotifyに脅威を感じ、iTunesが音楽配信の主流となっている米国でのSpotifyの展開を阻止する措置を取った可能性があると主張している。
「そういうことが起こりそうな兆候はいくつかありました」とパーカー氏は語った。「噂を聞いたり、メールを受け取ったりしていました」
Spotifyの創業者兼CEOであるダニエル・エク氏は、当時ステージ上にいたにもかかわらず、ヨーロッパでサービスを開始してからアメリカに進出するまでに2年半もかかった理由については言及しなかった。2006年にスウェーデンで誕生したこのアプリベースの音楽ストリーミングサービスは、2010年までに既に多くの国で高い評価を得ていたが、アメリカに進出したのは2011年7月になってからだった。
パーカー氏は、音楽業界はアップルにとってそれほど重要な分野ではないと認めており、同社がSpotifyのようなライバルをあまり気にしていない可能性は低いとし、「(音楽は)まだアップルの事業全体のごく一部に過ぎず、利益にそれほど大きな影響を与えることはないだろう」と述べている。
D10でのSpotifyディレクター、ショーン・パーカー。| 出典: All Things D
パーカー氏の発言に先立ち、エク氏は米国におけるSpotifyのユーザーは約1,000万人で、そのうち300万人が有料会員であると述べた。現在、Spotifyのカタログには1,800万曲が収録されており、毎日1万曲から2万曲ずつ増え続けている。