サム・オリバー
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ロイター通信によると、HTCのピーター・チョウCEOは今週のアナリスト向け説明会で、Appleの最新スマートフォンについて具体的に言及した。同CEOは、かつて売上高の50%以上を米国で稼いでいたHTCが、米国でその地位を取り戻すことはないだろうと明言した。
「昨年、当社が直面した大きな課題は、iPhone 4Sとの競争により米国での売上が大きく落ち込んだことです」とチョウ氏は述べた。同社の2012年第1四半期の純利益は前年同期比70%減の1億5150万ドルとなった。
HTCは、新型スマートフォン「One」で、AppleとSamsungに奪われたシェアの一部を取り戻したいと考えている。これらのスマートフォンは、改良されたカメラと先進的なオーディオ技術を搭載している。
周氏は投資家やアナリストに対し、HTCが今年「生まれ変わる」ことを期待していると語った。製品の販売とマーケティングをより効果的に行う「新しい」HTCの幕開けとなるだろうと彼は語った。
米国での販売が以前の水準に戻ることはないだろうが、周氏は中国のスマートフォン市場の急成長がその穴を埋めるのに役立つと期待している。Appleは中国で大きな成功を収めており、火曜日の電話会議では、2012年第1四半期のグレーターチャイナにおけるiPhoneの販売台数が前年同期比で5倍に増加したことを明らかにした。
HTCの業績が期待外れだったことを受け、台湾の業界紙DigiTimesは水曜日、同社がソーシャルネットワーキングサイトFacebookと共同で独自のスマートフォンを開発していると報じた。関係者によると、同紙はFacebook向け新型スマートフォンが「早くても2012年第3四半期」に発売される見込みだと報じている。
報道によれば、HTCとGoogleは以前はNexusブランドのスマートフォンの開発で協力していたが、その後Googleは別の分野に進み、現在はAndroidベースの携帯電話の大手開発会社であるSamsungと主に協力しているという。
HTCはその後、Facebookとの提携に踏み切り、「ソーシャルネットワーキングサイトで利用可能なすべての機能を有効にし、統合する」新しいスマートフォンを開発しているようです。この新しいスマートフォンは、Facebookが今後数ヶ月以内に株式を公開した際に、同社の開発戦略の一部となると報じられています。