iPhone 6が「トゥインキーの箱」で密輸される中、中国政府は規制当局の承認が間もなく得られると発表

iPhone 6が「トゥインキーの箱」で密輸される中、中国政府は規制当局の承認が間もなく得られると発表

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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中国政府は火曜日、AppleのiPhone 6とiPhone 6 Plusが間もなく規制当局の承認を得ることを示唆したと報じられており、需要を満たすために現在行われている大規模かつ特異な密輸活動に終止符が打たれる可能性がある。

火曜日の朝、 CNBCに出演した記者のユニス・ユン氏は、中国政府が数時間前にiPhone 6のライセンス審査が「まもなく完了する」と発表したと報じた。ユン氏によると、この発表により、Appleの新端末の闇市場での価格が一時的に下落し、地元では正規ルートでの販売が始まる可能性があるとみられているという。

現在、iPhone 6は約1,900ドルで販売されており、iPhone 6 Plusは約3,250ドルで販売されていると言われている。最も人気のある色はゴールドとスペースグレイで、ユン氏によると、無許可販売では最大500ドルのプレミアムが付いてしまうという。

中国税関がiPhone 6の違法輸入を取り締まっている一方で、密輸業者は利益を上げるために創意工夫を凝らしている。

この目的のために、ユン氏は、闇市場は中国版トゥインキーズへと移行し、密輸業者は中国産の黄色いスポンジケーキをパッケージから取り出し、中にiPhone 6を詰め込んでいると述べた。

iPhone 6を密輸する他の方法としては、コーヒーの缶や歯磨き粉の箱に入れるという方法もあると言われている。

アメリカのApple Storeには、SIMロック解除済みで補助金も出ていないiPhone 6とiPhone 6 Plusを高値で買い漁る不当利得者が殺到している。奇妙なことに、昨年AppleはiPhone 5sとiPhone 5cの発売日に適切な認証を取得できたのに、今年は中国の規制当局とのトラブルに見舞われている。

先週の報道によると、Appleは中国での販売開始に必要な2つの規制当局の認証のうち1つを取得したとのことだが、具体的な日付はまだ発表されていない。Appleはこの件について沈黙を守っているが、iPhone 6の中国での発売開始という社内目標には達しなかったとの報道もある。