アップル、ノースカロライナのキャンパスをまだ検討中と報道

アップル、ノースカロライナのキャンパスをまだ検討中と報道

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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出典:フラットアイアン法律事務所

アップルのロビイストとして知られる人物とつながりのある企業が最近、ノースカロライナ州のリサーチ・トライアングル・パークに広大な土地を購入した。このことは、このテクノロジー大手が依然としてこの地域を新キャンパスの建設地として検討していることを示唆している。

WRAL Tech Wireの報道によると、アップルが今年初めに新キャンパス建設を検討していたとされるウェイク郡の281エーカーの土地が今週、最近設立された有限責任会社 Acute Investments に売却されたという。

リサーチ・トライアングル財団のCEOスコット・レビタン氏は、売却が今週完了したことを確認したが、取引についてこれ以上のコメントは控えた。

Appleは公式には今回の買収に関与していないが、公開文書には同社と関係のあるロビイスト、R・ブルース・トンプソン氏の名前が記載されている。報道によると、トンプソン氏はAppleが地域雇用促進のための政府優遇措置と交渉する際の現地仲裁人を務めている。同氏は法律事務所パーカー・ポー・アダムズ・アンド・バーンスタインの認可を受け、Appleのために業務を行うための登録を現在行っており、2018年末に失効する。

この売却により、アップルがノースカロライナ州にキャンパスを開設する計画を進めているのではないかという憶測が再燃している。

今年初めの報道によると、Appleはトライアングルと呼ばれる地域に大規模施設を開発する契約を発表する寸前だった。当時進行中だった交渉に詳しい情報筋は、Appleのキャンパスには5,000人から10,000人の従業員が入居すると推定していた。

しかし、アップル社が米国のインフラ戦略の一環として、テキサス州オースティンの新キャンパスに10億ドルを投資する計画を発表したため、今月この噂は止まった。

新しいキャンパスの建設は期待されていたものの、その場所は多くの人にとって驚きだった。今年初め、Appleのキャンパス建設計画について議論したインタビューで、CEOのティム・クック氏は、カリフォルニア州やテキサス州を新たな拠点として検討していないと述べた。

アップル社の発表を受けて、ノースカロライナ州のロイ・クーパー知事は、同州が最終選考に残れなかった理由についてコメントを控え、アップル社を「採用の自由度が高い状況」と呼んだ。