マイク・ワーテル
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数か月にわたる作業と試行を経て、Apple Pay のエクスプレスモードがロンドン公共交通機関システム全体で有効化され、ユーザーは Face ID や Touch ID 認証なしでもタップして乗車料金を支払うことができるようになりました。
Apple Payのエクスプレスモードは、ロンドン公共交通機関の全ゾーンで利用可能になりました。Appleによると、地下鉄に加え、オーバーグラウンド、DLR、リバーライン、TFLレール、バス、トラムでも利用可能とのことです。TfLサービス以外の決済には、引き続き認証が必要となるとのことです。
iOS 12.3で導入されたExpress Transit機能により、iPhoneユーザーは公共交通機関の乗車料金をiPhoneで支払うことができます。Face IDやTouch IDによる認証が必要な場面でiPhoneを起動する必要はありません。認証なしで決済できるため、貴重な数秒を節約できます。数百万人の乗客を抱える交通機関では、大幅な時間節約が可能になり、より多くの人々がよりスムーズに移動できるようになります。
iPhone XR以降では、省電力アイコンが表示されてから最大5時間までエクスプレスモードが動作します。ただし、省電力機能に頼っている方は、万が一に備えて予備バッテリーを携帯しておくことをお勧めします。省電力機能が完全になくなると、認証ができなくなります。
エクスプレス・トランジットは、ポートランドのトライメットとC-Tranバス、MAXライトレール、ポートランド・ストリートカーで既に運用が開始されているほか、日本各地や中国の北京と上海でも導入されています。ニューヨークのMTAは2019年6月に一部路線で運用を開始し、2020年末までにさらに広範囲の路線で利用できるようになる予定です。