スティーブ・ジョブズが死後に「今年の人」に選ばれる初の人物になる可能性

スティーブ・ジョブズが死後に「今年の人」に選ばれる初の人物になる可能性

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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アップルの共同創業者である故スティーブ・ジョブズ氏は、タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされており、選出されれば死後にその栄誉を授与される初の人物となる可能性がある。

CBSニュースによると、故ジョブズ氏が「NBCナイトリーニュース」の司会者ブライアン・ウィリアムズ氏によってタイム誌の2011年パーソン・オブ・ザ・イヤーにノミネートされたことが水曜日に発表されたが、同誌がこのようなことをしたのは初めてだという。

ウィリアムズ氏はニューヨークで行われた年次パネル討論会を進行し、タイム誌編集長のリッチ・ステンゲル氏も同席した。ステンゲル氏は、タイム誌が「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に「実際に亡くなった人を選んだことは一度もない」と指摘した。パネリストには、俳優のジェシー・アイゼンバーグ氏、サタデー・ナイト・ライブのヘッドライター、セス・マイヤーズ氏、弁護士で教授のアニタ・ヒル氏、ロビイストのグローバー・ノークイスト氏、シェフのマリオ・バターリ氏などが参加した。

「私たちの世界を変えた男がいました。6番街を歩いているとき、セス・マイヤーズにこう言いました。『この1ブロックを一緒に歩きながら、彼が私たちの周りの世界をいかに変えたか見てください。彼がいかに世界を変えたかを見てください』」とウィリアムズは指名スピーチで述べた。「『ああ、君が行くであろう場所』、そして音楽業界とテレビ業界を永遠に変える方法。だから、安らかに眠ってください。スティーブ・ジョブズ、そして彼が体現する精神を、私は今年の人として推薦します。」

ジョブズ氏のほか、著名な候補者には、米国上院議員候補のエリザベス・ウォーレン氏、アラブの春のきっかけを作ったとされるチュニジアの果物販売業者の故モハメド・ブアジジ氏、カイロの蜂起の主導的な組織者エスラア・アブデル・ファタハ氏などがいる。

議論の多くは、故人にこの栄誉を与えるべきかどうかに集中しており、アイゼンバーグ氏は、そうすることは、生涯功労賞に本当に値する人物が亡くなったばかりにアカデミー賞が最優秀監督賞を与えるのと同じようなものだと述べた。

しかし、バタリ氏とノーキスト氏の両者がウィリアムズ氏の指名に同意したため、この論争ではジョブズ氏が最有力候補のようだった。

「スマートフォンは聖書と同じくらい世界を変えた」とバタリ氏は語った。

ジョブズ氏は以前にもこの栄誉にノミネートされたことがあるが、昨年はフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏に及ばなかった。

タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」は12月に発表される。