AppleInsiderスタッフ
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Osen経由。
元グーグルCEOで現アルファベット会長のエリック・シュミット氏が今週、記者会見のために韓国を訪れ、グーグルのAndroid端末ではなくアップルのiPhoneを使ってイベントの写真を撮影しているのが目撃された。
シュミット氏は、グーグルの人工知能システム「ディープマインド・アルファ碁」の発表のためにソウルを訪れていた。アルファ碁は、3000年の歴史を持つ中国の人気ボードゲーム「囲碁」の世界最強プレイヤーの一人を破った。
歴史的な対決で、Google DeepMindは囲碁チャンピオンのイ・セドルに2度勝利しました。そして、この対決の記者会見で、シュミットがiPhone 6かiPhone 6sと思われる端末で写真を撮っているのが、オセンによって目撃されました。
Google Android搭載のスマートフォンの中には、ハードウェアとソフトウェアの両方でiPhoneに酷似しているものがあり、訴訟に発展するほどですが、シュミット氏が使用している端末は紛れもなくAppleの端末です。ある写真では、シュミット氏がAppleのカメラアプリを使用している様子が、また別の写真では、テキストメッセージ、メール、その他の方法で送信する写真を選択している様子が見られます。近くにはAirDropで繋がっているiPhoneユーザーもいます。
シュミット氏がAndroidデバイスではなくiPhoneを使っているのを見て驚く人もいるかもしれないが、全く予想外というわけではない。シュミット氏はAndroidの発売後もBlackBerryを使い続けており、同端末の物理キーボードの方が好きだと率直に認めている。
そして、GoogleはAppleとのライバル関係にもかかわらず、製品やサービスの提供においてApple製品に大きく依存し続けています。実際、2014年には、SafariのiOSのデフォルト検索プロバイダーとなるために、GoogleはAppleに10億ドルを支払っていたことが、最近裁判所の文書で明らかになりました。
シュミット氏は2011年までGoogleのCEOを務め、その後、共同創業者のラリー・ペイジ氏がCEOに就任した。その後、Googleの親会社であるアルファベットの取締役会会長を務めている。
それ以前は、シュミット氏は2006年からAppleの取締役を務めていた。2009年、特にスマートフォン分野でAppleとGoogleの競争が激化したため、同氏はその役職を辞任せざるを得なかった。