フォックスコンの主要iPhone工場に新型コロナウイルスが蔓延

新型コロナウイルス感染予防のための予防措置の強化と頻繁な検査にもかかわらず、フォックスコンの主要なiPhone生産施設は感染拡大に対処している。

中国中部の河南省鄭州市は10月に新型コロナウイルス感染症の新たな波に見舞われた。この地域にある世界最大のiPhone組立工場、フォックスコンの工場で小規模な集団感染が発生した。

アップルのサプライヤーの広報担当者は、影響は制御可能であり、工場の状況は安定していると述べた。

「パンデミックの影響を受けた少数の従業員に対し、フォックスコンは地元の防疫政策に従い、物資の供給、心理的安らぎ、迅速なフィードバックなど、生活に必要な保証を提供している」と広報担当者はCNBCに語った。

重要なのは、フォックスコンが今四半期の業績見通しは据え置いたと発表したことです。同社は過去3ヶ月間、iPhone 14の売上高について慎重ながらも楽観的な見通しを示してきました。

同社は、進行中のインフレとパンデミックの影響により、サプライチェーンを「綿密に監視」する必要があると警告した。しかし、第3四半期の売上高は40.39%、2022年通期では24.4%の成長を見込んでいる。

フォックスコンは10月初旬、従業員に対し鄭州工場入構後24時間以内に新型コロナウイルス検査を受けることを義務付け、ワクチン接種を促すなど、ウイルス予防対策を実施した。

アップルは、インドやベトナムなど中国以外の施設でも自社製品の生産を拡大している。