エバーノート、効率化のため従業員15%を削減

エバーノート、効率化のため従業員15%を削減

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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生産性アプリ「Evernote」は、主要社員の退職直後に会社の効率性を高めるため、従業員の約15%を削減する大規模な人員削減を実施した。

月曜日の全社員ミーティングで、CEOのクリス・オニール氏は従業員に対し、54人の人員削減を発表した。TechCrunch報道によると、オニール氏は製品開発やエンジニアリングといった特定の機能に注力する計画の一環だと説明したという。

スタッフに送ったメモの中で、オニール氏は今回の動きを「エバーノートの将来の成功に向けて必要な決断」であると同時に「極めて難しい決断であり、軽々しく下せるものではなかった」と述べている。

CEOは、過去数か月間「今年度に向けて非常に積極的な目標」を設定したと強調しているが、これまでの同社の著しい成長を指摘しながらも、「同時に、その成長をはるかに先取りした投資をしてしまった」と主張している。

今回の人員削減は、過去2ヶ月間に同社から相次いで幹部社員が退職したことを受けてのものです。CTOのアニルバン・クンドゥ氏、CFOのヴィンセント・トゥーラン氏、CPOのエリック・ロベル氏、人事部長のミシェル・ワグナー氏といった主要社員は既に同社を離れており、Evernoteは外部から人材を調達するのではなく、既存の社員が職務を異動しています。

O'Neill 社が顧客への説明を目的としたブログ投稿では、エンジニアリング チーム、人事、法務部門に新しいリーダーが就任し、製品チームとマーケティング チームが 1 人のリーダーの下に統合され、新しい CFO の採用プロセスが開始されたことが紹介されています。

この投稿では、他の分野を拡大するために、販売を含む将来の合理化についても警告している。

最近の報道では、同社が資金調達を強化しているという主張など、同社が苦境に陥っていると指摘されているが、CEOの声明はそうではないと主張している。上半期に20%の成長を遂げた後、第3四半期の売上高は2,700万ドルを超えると予想されている。また、Evernoteはバランスシート上に3,000万ドルを超える現金を保有しており、2018年末には支出を上回る現金を生み出すと予想されている。