アップル、2012年第4四半期に初めてサムスンを抜いて米国最大の携帯電話ベンダーに

アップル、2012年第4四半期に初めてサムスンを抜いて米国最大の携帯電話ベンダーに

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出典:ストラテジー・アナリティクス

市場調査会社ストラテジー・アナリティクスが金曜日に発表した報告書によると、アップルは2012年第4四半期に米国最大の携帯電話販売業者となり、同社史上初めて出荷台数でサムスンを上回ったという。

Strategy AnalyticsのWireless Device Strategiesサービスによる推計によると、Appleは12月までの3ヶ月間で1,770万台を出荷し、市場シェアの34%という過去最高のシェアを獲得しました。これは、同時期の1,680万台出荷で32.3%のシェアを占めていたSamsungを追い抜くのに十分な数字です。2011年第4四半期のiPhone出荷台数は、Appleが1,280万台、Samsungが1,350万台だったと推定されています。

第4四半期までは、サムスンが2008年以来、米国市場のリーダーとして君臨していた。この数字にはスマートフォンといわゆるフィーチャーフォンの両方が含まれていることに注意する必要がある。

「Appleは米国で初めて販売台数でトップの携帯電話ベンダーとなった」と、Strategy Analyticsのエグゼクティブディレクター、ニール・マウストン氏は述べた。「Appleの成功は、iPhoneとApp Storeという人気のエコシステム、キャリアからの手厚い補助金、そして新型iPhone 5を軸とした大規模なマーケティングによって推進されてきた。」

アップルとサムスンに次ぐのはLGで、携帯電話を470万台出荷し、市場シェア9%を獲得した。これは2011年の690万台出荷、14%シェアからわずかに減少した。

アップルは2013年第1四半期の電話会議で、iPhoneの世界販売台数が4,780万台に達し、前年同期比29%増となったと発表した。アップルの最高財務責任者(CFO)ピーター・オッペンハイマー氏によると、この売上増加に寄与したのは米国での好調な業績で、NASA、NOAA、TSAなど多くの政府機関が「数千台」のiPhoneを支給しているという。

調査会社によると、4Gスマートフォンと3Gフィーチャーフォンの顧客需要が米国全体の出荷台数を5,200万台に押し上げ、前年の5,020万台から4%増加した。しかし、ホリデーシーズンの好調な業績は、9ヶ月にわたる市場縮小を補うには至らず、2011年の1億8,680万台から2012年には1億6,690万台へと11%減少した。