フォックスコンは2012年第3四半期にアップルのテレビ用液晶ディスプレイの供給を開始するとの噂

フォックスコンは2012年第3四半期にアップルのテレビ用液晶ディスプレイの供給を開始するとの噂

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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新たな噂によると、シャープはアップルのテレビの製造を開始するために、組み立て業者のフォックスコンに液晶テレビパネルの納入を開始する予定だという。

詳細は木曜日の朝、中国のニュースサイト21cbh.comで報じられ、トピーカ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏が要約した。報道によると、フォックスコンは当初、アップルのテレビ向け液晶テレビパネルの納入を今年第4四半期に開始する予定だったが、シャープからの納入予定が前倒しされたようだ。

同紙はシャープの幹部や同社関係者に取材し、Apple TV向けに液晶パネルの発注が入ったと確信したと報じている。報道によると、このデバイスは2012年の年末商戦前に発売される可能性があるという。

「ホリデーシーズンに発売すれば、Appleと消費者にとって非常に楽しいホリデーシーズンになると考えています」とホワイト氏は述べた。「しかし、発売時期に関するデータは今後も注視していきます。変更される可能性もありますから」

フォックスコンは3月、苦戦するシャープの液晶事業の底上げを図るため、シャープの株式10%(8億800万ドル相当)を取得した。この取引により、両社がアップルの期待されるテレビ向けサプライチェーンへの参入を狙っているとの憶測が飛び交った。

シャープの新しいインジウムガリウム亜鉛酸化物(IGZO)パネルがAppleのテレビに適しているという意見もあります。シャープはすでにAppleの主要ディスプレイサプライヤーであり、新型iPadのRetinaディスプレイもその一つです。

ホワイト氏は、アップルが近い将来に本格的なHDTVを発売するための準備は整っていると考えている。液晶テレビ市場における台数シェアはわずか2%だが、ホワイト氏はアップルが年間100億ドルの売上高と1株当たり1.50ドルから2.00ドルの利益を生み出すことができると見ている。

ホワイト氏は今月初め、COMPUTEX見本市のために台湾の台北を訪れた際、Appleのサプライチェーン関係者から、Apple TVには「特殊なモーション検知技術」が搭載され、それが主な操作方法になるとの情報が得られたと明かした。また、テレビにはiPadに似たタッチパネル付きの「独自の」プラスチック製リモコンが付属する可能性があるとも伝えられた。