マイキー・キャンベル
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出典: マイクロラッチ
Appleは、近距離無線通信アプリケーションで同社の指紋認識技術を使用するためにMicrolatch社と契約を結んだと報じられており、これはiPhoneメーカーが将来のデバイスに電子ウォレット機能を導入することに真剣に取り組んでいることを示唆している可能性がある。
創業5年のこの企業の主要投資家であり、コモンウェルス銀行元頭取のデイビッド・マレー氏はオーストラリアン紙に対し、マイクロラッチ社は指紋認証技術の開発でアップル社と契約を結んでいると語ったが、この件についてそれ以上のコメントは控えた。
Microlatch は、処理や保管を必要とせずに銀行のセキュリティ基準を満たすとされる、マレー氏が「自己登録型」指紋生体認証と呼ぶものの特許を所有している。
「人々が、携帯電話を人々にとってはるかに満足のいく方法で保護するバイオセキュリティ製品を中心として位置づけていることを示唆する買収がいくつかある」とマレー氏は述べた。
報道されている取引の詳細は未だ不明ですが、AppleはNFCと組み合わせて高速かつ安全なデジタル決済を実現する、何らかの生体認証ソリューションを積極的に模索しているようです。Appleは7月に指紋センサーメーカーのAuthenTecを3億5600万ドルで買収しましたが、この買収により、将来のiPhoneに同社の技術が搭載されるのではないかという噂が飛び交いました。
買収の鍵となったのは、オーセンテック社の「スマートセンサー」指紋リーダーでした。これは、かつてHP、デル、レノボなどの製品に搭載されていた高度な部品です。この指紋センサーメーカーは9月に既存顧客への部品供給を終了すると発表し、テクノロジー企業は代替品の調達を迫られ、「パニック状態」に陥ったと報じられています。
先月iPhone 5とiOS 6が発表される前、デジタルクーポン、ギフトカード、チケットを保存・管理できるアプリ「Passbook」をベースにしたApple支援の電子ウォレットが登場するのではないかとの憶測が飛び交っていました。しかし、噂は単なる噂に過ぎず、Appleが適切な技術を揃え、製品化に向けて準備を整えるまでには、まだ時間がかかるかもしれません。